趣味

2007年5月30日 (水)

Unsung Psalm

美歌が聴こえる 聖歌隊の歌が
私は白い服を着ているだろう
背には 真新しい後光が差して
心は安らか 何の欲望もない
もし私が 正しく生きたならば

天使たちがいる 小さなハープに弓と矢をもって
私は光輪を背に 流れるような白い服を着て
天界の神々しい光に包まれているだろう
もし私が 正しく生きたならば

けれども私は 興奮して取り乱している
額にどっと汗をかいて
体が熱い これは情熱なのだ
この愛を 自分の責任ではないなどといえない

夢なら どうか醒めて
映画なら このシーンをカットしましょう
成人向けから せめて保護者同伴の人生になるかも

もし私が 正しく生きたならば

私を詐欺師だという人がいる 嘘つきだと
おまえは最も卑しい欲望に負けたのだと
そう 私は道に迷ってしまった
自分の中の悪に負けてしまった
でも私は 正しく生きようとしたのだ

それでも後悔はない 罪の意識も
あるのは ただ悲しみだけ
どれもみな自分が引き起こした痛み
きっと くよくよ悩んだりはしないだろう
もし私が 正しく生きたならば


台本どおりに生きますか
規則に則って振る舞いますか
他人の評価を気にしますか
もし今日が すべて約束されたものだとしたら
あなたは未来に生きますか 現在 (いま)に生きますか
それとも過去に

私が何かを知っているとすれば
それは いずれは死ぬということ
誰かが私を気にかけてくれるのなら
たとえ見知らぬ人に人生を批判されてもかまわない
敬意を表されるかもしれない
あるいは中傷され 罵倒されるかも
でも私は 正しく生きようとしたのだ


賛美歌が聴こえる 聖歌隊の歌が
私は白い服を着ているだろう
背には 真新しい後光が差して
心は安らか 何の欲望もない
もし私が 正しく生きたならば


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 "Unsung Psalm" written & performed by Tracy Chapman
 拙訳 薫子

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図らずも、またもや宗教的世界観の”歌われない賛美歌”。
むかーし四苦八苦しながら輸入版の歌詞カードを
訳してみたもののひとつです。下手っぴーな趣味で。
この人の詞はシリアスな内容が多く、
訳し甲斐があるというか…
たっぷり難渋しました m(_ _)m
きっと誤訳が満載だと思います。勘弁。

ちなみに全然関係ないんだけど、この詞に漂う雰囲気から
どことなく Charaの 『初恋』という歌を連想しちゃいます。
以前TVで (ミュージックフェアだったかな)初めて聴いたとき
うっかりポロポロ泣いてしまった曲。
私の心の琴線に触れてしまったのはココんとこです。

♪ふさがれたこの道をのぼりたいのよ なぜか
 落ちてく途中で 私は本当にバカだっていいながら

そう、ここでポロポロポロ…(T-T)
なんでも、苦しい恋をしている友人の為に作った曲なんだそうです。
でも特に 「この曲、貴女の為に作ったの」とか伝えてはいないらしく
Charaいわく、「未だにたぶん知らないと思う」。
べつに内緒にしてるわけでもないんだろうけど
特に仰々しく話したりもせず、ってゆーのがなんかイイ。

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2007年3月26日 (月)

ダンス・ダンス・ダンス

本が地震国なのは頭ではわかってるし、関東・東海地方は特に
いつ大地震が起きても不思議はないと言われ続けて久しいけど…。
私が家で揚げ物をできない理由は、ひとえに地震が怖いからです。
だって…高温の油かぶりたくない(>_<)

学生時代に友人と金沢~能登半島を旅行した思い出がよみがえりました。
被害が今以上に大きくならないように祈ります。
阪神淡路大震災のときもそうだったけど、こういうときバックパックひとつで
身軽にかけつけられるような行動力が自分にないことをつくづく思い知る。

打って変わって、平和な話題でちょっと申し訳ないような気がしますが
『ウリナリ芸能人社交ダンス部2007 日本代表で世界選手権出場SP』
観ました~。結構いつも楽しみに観てます。
今回は第1回世界プロアマ選手権、イーンアルゼンチン☆

プロとアマで男女ペアを組むのが条件。1日目が予選、2日目が決勝。
世界チャンピオンとか元世界チャンピオンとかが集う中で
南原ペア(スタンダード)、杉本ペア(ラテン)は両組とも決勝進出。
「すごーい♫」とお茶の間で応援してたら、なんと杉本ペアは2位銀メダル !!
南原ペアも惜しかったねー、でも4位入賞だよ?
どっちもすごい! 大したもんだー!

ダンス(社交ダンスではない)をかじったことがあるので、この番組観ると
いっつもウズウズします。おどりたぁい…!
病気を理由に一旦やめて、再開していないまま今に至り
やるとしたらまたゼロからのスタートだなぁ。超カラダなまりまくり。

でも、なんにも焦る必要ないんだよね。今からプロ目指すわけじゃなし。
ゆっくり楽しんでやればいいんだ。

村上春樹さんの『ダンス・ダンス・ダンス』の中で、羊が言ってた
「踊るんだよ。踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない」
って台詞を思い出します。
読んだのは随分昔ですが、そのとき
「この踊るっていうのは、生きると同義かも」なんて
ぼんやり観念的なことを考えたもんです。
引っ張り出してきてちょっと抜粋すると…

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…意味なんてもともとないんだ。そんなこと考え出したら足が停まる。
…(中略)…だから足を停めちゃいけない。どれだけ馬鹿馬鹿しく
思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで
踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいから
ほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。
使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。
怖がることは何もない。あんたはたしかに疲れている。
疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある。何もかもが
間違っているように感じられるんだ。だから足が停まってしまう。…

オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。

++++++++

=とにかく生きるんだよ。生ある限り。
みたいなさ。
あーうっとうしいなぁ
もぉー! いちいちこんなこと考えてんだ昔から(-_-)
ウザイよね、ウザくない?>自分

ちょっとすぐには無理っぽいけど、そう遠くないうちに再開したいです。
また踊りたい。

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2007年1月29日 (月)

Broken Butterflies

まえは 全身に怒りをまとい
この世の 目に見えるものすべてと闘う
重い外套 手ぶくろは片方だけ
そして 慎ましさのかけらもない

おまえは 庭に立ち
旨そうにブラックチェリーをほおばる
天からの恵みを平らげ
種を吐き出した

おまえは その怒りを
ナイフの鋭い刃にぬり込んで
私の皮膚を切り裂き 血は流れる
自らの保身に走った ピラトのように
おまえは 裏切り者の 盗人なのだ

とっさの言葉に詰まり
おまえは うそを白状して
その口が元となって 転げ落ちる
風のように 手負いの蝶の群れが通り過ぎた


傷ついた蝶たちが 休んでいる
その羽は ぷっつりと ふたつに折れていた
行く手には 確実に死が待っている
その色は 金色のように輝くブルー

けれども私は 流れ出る血から
逃れることができない
私を覆いつくす この血から

えさをやり 傷を手当てすれば
やがて蝶は癒え 自由になる

ルツのもっていたものを
おまえが もち合わせていたなら
しかし私は それを期待してはいない
慈悲 貞節 誠実
おまえが拒んだ 愛


いつか ただ許すことを学びなさい
おまえの その美しい眼をひらいて
かつてのキリストのように 血を流し
そして 傷ついた蝶に 思いを向けて


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 ※ピラト(Pilate)=キリスト処刑の際、尋問を行ったユダヤのローマ総督。
  判決に対して自らに責任がない印として、群衆の前で手を洗った。

 ※ルツ(Ruth)=旧約聖書に登場するモアブ人の女性。
  夫に先立たれた後も義母へ献身的に尽くし、やがて再婚。
  イスラエル王ダビデの祖先。

 "Broken Butterflies" written & performed by Lucinda Williams
 拙訳 薫子

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ニッポンではあまり有名でない米国のカントリー歌手の、静謐な曲です。
輸入版を買ってきては、気に入った歌を辞書を引きつつ勝手に訳してみる
なんてことを以前からひっそりやってました。
上達は…しないなー(>_<)
決して英語得意じゃないので、随所の意訳や訳し間違いは堪忍!

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