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2007年11月

2007年11月27日 (火)

『点と線』第二夜

やぁ、しかし見応えあったなぁ… (・・*)。。oO(回想中)
端役までをも実力俳優が演じていて、ちょっとこれ配役ミスでしょ的なのがほとんど見受けられない。

安田の妻・亮子役の夏川結衣さん、よかったなー♥ 病床に訪れた鳥飼刑事から詰め寄られるシーンのあの表情。おそらく寸分違わず当たっている推理を聞かされるうちに、みるみる目が潤んで、今にもこぼれそうな涙は最後までこぼさず、鳥飼さんの視線から目をそらさず、すべて最愛の夫の為。
ありゃあイイ女でっせ。極上でっせ☆
鳥飼さんじゃなくても 「綺麗だ」って思う。

政治の裏の闇の構図なんて元来興味ないほうなんですが、例えば捜査当局の手が迫っている政治家の秘書が突然自殺したりとか、そういうのフィクションじゃなく実際過去にもあったことだもんね。
東京オリンピック前、昭和30年代という時代も知らないし、ましてや戦争も経験していないからわからないけど、戦時中に上官と部下の関係だった原大臣(江守徹)と安田(柳葉敏郎)の固い絆というか忠誠心というか、「先生にご迷惑はおかけしません」と。最期まで真相を語らず、言葉どおり墓場まで持っていく。
上司を守る為、なんだろうか。命令だから、なんだろうか。
自分を守る為、なんだろうか。
組織は決して下々の者を守らず、最終的には自殺に追い込まれるか、自殺と見せかけて殺されるかして切り捨てられる。時代は変われど、人間はいつまでも愚かなまま、歴史は繰り返すっていうことでしょうか。

あと一歩のところで、何もかもを知る被疑者を死なせてしまった捜査員の痛恨と怒りは、どこに向くでもなく、それぞれ自分自身と、自分の属する組織自体に向いていて、だけどラスト、警視庁から博多の鳥飼家まで報告に訪れた三原刑事(高橋克典)に、目の前で土下座して詫びるその彼に対して、彼が悪いわけではないと知りながらも、溢れ出る腹立ちをぶつけずにはいられない心境。
父のその怒りをそばで聞きながら、捜査の詳細などわかりもしないのにとにかくなぜか涙が出てくる娘役の内山理名さんもよかった。すごく。
三原刑事に少し惹かれてたのにね。叶わなかったね。

捜査の過程で鳥飼さんが、最愛の亡き奥さんの手作りの帽子を失くしてしまったことが悲しかったです。いつもかぶってたのに。
鳥飼さんが悲しんでいるのが、私も悲しかったよ(>_<)

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2007年11月25日 (日)

『点と線』第一夜

ャスティングが決まった頃から、もう放送が楽しみで楽しみで…♥
ビートたけし×松本清張 『点と線』第一夜。待ってました!
近年、テレビ朝日の単発ドラマにさりげなく良質な作品が多いと感じるのは私だけでしょうか。

原作は結構な長編だし、細やかに丁寧に描こうと思ったらそりゃ2時間程度じゃ収まりきらないですよね…。かなーり前に人に借りて読んだ覚えがあるけど、手元にない。

それにしてもまぁ豪華な顔ぶれ! 脇役のなんと芸達者揃いなことか! 橋爪さんとか大好きだよ! 市原さんとかやっぱりスゴイ引き込まれる。すぐ死んじゃう役の大浦龍宇一さんは、実は学生時代好きだった人に似てるし (何
内山理名ちゃんも演技上手だしねー☆ 安心して見ていられる。

たけし演じる鳥飼刑事の 「悪い人捕まえて給料もらってるんだろうが…!」みたいな台詞がありましたけど、基本なんですよねこれが。初心。
たぶんどんな仕事にもそういう”基本”みたいなところが必ずあって、入社したてとか始めたての頃はもちろん胸に抱いているんだけど、それなりに長くなってくると、徐々にいろんな葛藤とか余計なしがらみが増えていき、胸の温度はいつしか下がってしまう。

汚いものは半端なく汚い世の中において、それをはねのけて、かわして、時にはひっかぶりながらも、染まることなく生きていきたいとすごく思うけど、やっぱりそれは本当に簡単なことではなくて、だから定年間際までそれを維持し続けてきた鳥飼さんの純粋さがまぶしいのです。
地味だけど尊い。普通で、だからこそ尊い。

ちょっと違うかもしれないけど、例えば人間関係などでも 「なんかなー、なんであたしこんなことで悩んでるんだろー」みたいな、「こんなことで思い煩うことなくただ仕事に集中したいのに」みたいな
そう思うことがなきにしもあらず。じゃあ、いっそ機械相手の職場とか選べばいいじゃん?って話なんですが、それがねぇ…(-_-)
自分で思うに、煩わしいんだけどぉ、でもどこか人間が好きなんですね。だってもちろん、どれもこれも鬱陶しい人間関係ばかりじゃないもの。救われるような気持ちになることだって多々ある。
…な~んてことをあの台詞から考えたりしました。

いわゆる達者な演技ではない、地味で不器用なごく普通の人が普通にしゃべってる、みたいなたけしの演技が、過剰ではなく心地いい。
映画 『Dolls』に出演した菅野美穂さんは、撮影当時たけし監督から 「演技しないで」みたいなことを指示されて悩んだ、っていう話を何かで読んだことがあります。「演じようとしないで」みたいな。
当時既に若手演技派として評価の高かった女優さんに演じるなと指導する、その興味深さとゆーかなんとゆーか。考え方にものすごく共感する反面、もし自分が役者の側だったらと思うと、そりゃあ難しい注文だっただろうなぁ…と。

とにかくとにかく、第二夜の放送が楽しみです♫

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2007年11月16日 (金)

がんばって…!

シム監督、助かってほしい。一命をとりとめてほしい。どうかどうか。回復を祈っています。

Ageratum

アゲラタム。別名”郭公薊(かっこうあざみ)”。撮影は8月です。

暮れ始めた時間帯に写したので、ちょっと色味が実際と違うかも。明るいラベンダー色でした。色は白、ピンク、濃紫などもあるみたい。小さい花がふわふわっと。
別名は、葉が郭公に、花が薊に似ているからだそうです。

花言葉は「楽しい日々、幸せを得る、信頼」。

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2007年11月11日 (日)

紫雲

こしの未来から
この腕の中へ
孕みきれずに通り抜ける風
逡巡の末に口をついた言葉は
よるべなく
冷えた石畳へ滲み込んでいく
たった十五センチの命


声が 風にのるのは
あとすこし
空気が澄んでからのこと
知らぬ間にしなやかに射抜かれた
僅かな胸の血で木の葉は紅く染まり
一枚ずつ色づいて
それもまた
ひらひら、と風に舞う

そのいさぎよさが欲しい


ふたりになる
ことで
いつしか色彩を帯びはじめた孤独
一秒とて同じ色はない
日暮れの空の低いところに
飲み込んだため息のような
うすい半月が
放たれて


はるか遠く あるいは近く
紫にたゆたう雲
その下に降る雨は
永らえた なけなしの冷静に似て
視界の隅に 執拗に馴れ親しみ
見送りつづけてきた時間の発露


とても静かな
とどまる景色のはずれで

濃縮されたしずくが滴り落ちる

草木の、アスファルトの、灯りの、その気配の、


燃え残る夕日に透けた
ちぎれた胸の
今はない輪郭を見ている
流れてしまった半身のわたし
浮かび上がるもう片方の影が
いずれ降りつもる宵闇にとけて
思うだけは自在でいさせて、と
ただそれだけを
口にする間さえもたないとしても



Torenia4
Torenia3
Torenia2
Torenia5

++++++++

あー、気がつけば今年も残すところ1ヶ月半 (゚o゚☆) ナント! あんまり体調もすぐれず、ぼちぼちいくしかないようです。
べつにね、いーんだよね、大富豪になりたいわけじゃなし。人に崇められるような名誉を特に得たいわけでもなし。

8月に撮影したトレニア。別名は”夏菫(なつすみれ)”とか”花瓜草(はなうりくさ)”。可愛い花。去年も今年も何枚も撮っちゃいました。
花言葉は「温和、可憐、愛嬌」。

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